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取り組み紹介ACTIVITIES

『SBSラジオ「IPPO(朝7時~9時放送中)」で、9月23日に放送されたコーナーの模様をご紹介します。』

2020.11.16

パーソナリティ:牧野克彦氏(SBSアナウンサー)

ゲスト:春田純選手(パラ陸上選手)

【内容】

<司会>

今日は静岡市の共生社会ホストタウンについてです。静岡市は共生社会ホストタウンに登録されており、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会ではスペインのパラバドミントンチームの合宿を受け入れる自治体になっているんですね。共生社会とは、これまで必ずしも十分に社会参加出来るような環境になかった障がいを持っている方々が、積極的に参加・貢献していくことが出来る社会のことを言います。

静岡市では共生社会ホストタウンとしてパラリンピック選手との交流やユニバーサルデザインの町づくり、心のバリアフリーに取り組んでいます。

今朝はその中から、2012年ロンドンパラリンピックに出場されましたパラ陸上選手春田純さんにスポットをあてて、オリパラ教室の模様をお送りします。

春田選手は15歳の時に骨肉腫で左足を切断され、25歳の時、障害者スポーツ陸上競技を始めました。30歳で100m日本記録保持者となり、2012年ロンドンパラリンピックに100mと4×100mリレーに出場されました。この教室はパラスポーツ選手との交流やパラスポーツ体験を通して共生について学んだり、スポーツへの興味・関心を向上させたりするために、静岡市内の小中学校で開かれています。

この日取材にお邪魔したのは静岡市清水不二見小学校で、4年生71人が参加しました。まずはその様子です。

<児童A>

100m走は何秒ですか、最高。

<春田選手>

自分の一番早いタイムは11秒94。僕と同じように片足義足の世界で一番早い人は10秒6ぐらい。

<児童B>

義足って濡れても大丈夫なんですか?

<春田選手>

はい、全然大丈夫です。今持ってきてないんだけど、プール用の義足もあります。濡れても錆びません。

<児童C>

人生で諦めた時っていうのはありますか?

<春田選手>

諦めたことか。諦めるって何を諦めるってこと?

<児童C>

例えばスポーツとか、これは出来ないなとか、あと義足つけて周りの目とかで耐えられないなとか。

<春田選手>

あー、目線とかね。特に、さっき言ったコンプレックスがあった時はね、そういうのすごい嫌だったけど、今は逆に義足を知ってもらいたいので、一緒に練習をしたいとか見てもらいたいという気持ちの方が強いので、特に何か辞めたいなと思った時はないんだけど、やっぱり、入院中の辛い時は少しちょっと大変だなっていう風には思いました、正直。

<児童D>

普通の、いつもの生活で一番大変なことはなんですか?

<春田選手>

はい、一番大変なこと?それはね、正直に言っていい?子ども3人います。まだ子どもがね、5歳3歳1歳でちっちゃいのよ。だからね、公園に行くとこの子たちを両手に抱えて、秋葉山公園ってわかるでしょ?秋葉山、あの山を登って滑り台を何回もね、ずっとやるからすごい大変。あとはね、別にそんなに大変なことない。

<児童E>

今までで一番楽しかったことって何ですか?

<春田選手>

一番楽しかったこと、パラリンピックで開会式に国ごとね、約6500人選手いるんだけど、日本の国旗を持って行進をするんだけど、その時が一番楽しかった。

<司会>

子どもたちの目が輝いている様子が伝わってきましたね。子どもたちの質問に正面から答えてくださってました。秋葉山公園ね、うちの子も昨日行ってました。あそこ滑り台がすごく長くて楽しいですけど、子ども連れて行くと結構大変なんですよね。さあ、教室の後、春田選手にお話を伺いました。

<インタビュアー>

今日一番子ども達に何を伝えたかったでしょう?

<春田選手>

はい、どうしても障がい者の方となかなか触れ合う機会とか、見ることも少ないですけれど、そういう中で自分が話をして、障がい者ってこういう感じだよとか、パラリンピックってこういう感じでやっているんだよっていう、少しでも障がい者の方を身近に感じてもらえたらいいなという風に思っています。

<インタビュアー>

今ね、子ども達4年生と一緒に走ったんですけれども、どうでした?

<春田選手>

みんな子ども達、真剣というか、がむしゃらに走っていたので、それはもう僕としては本当にすごい楽しい時間というか、僕もやっぱり負けず嫌いというか、競技者なので結構マジで走りました。

<インタビュアー>

やっぱり初めて海外で、ロンドンでパラリンピックに出たわけですけれども、その時のお気持ちとかはどうでしたか。

<春田選手>

やっぱり、障がい者スポーツの方って自分一人じゃなくてですね、周りの方のサポートがあって自分がいるっていうことなので、そういう面では100mのスタートラインに立った時には目標に到達したっていう気持ちもあるんですけれども、なんか周りの人にありがとうっていう気持ちの方が僕は強かったですね。

<インタビュアー>

最後に子ども達に“これを見てくれ!”っていうのはありますか?

<春田選手>

パラリンピック、オリンピックもそうなんですけれども、パラリンピックも選手の努力と選手のパフォーマンスもとても高いので、躍動感もすごい出てますので、海外の選手・日本の選手のパフォーマンスの高さですね、是非注目してもらいたいなという風に思っています。

<司会>

いやー、周りのサポートあってというお話、今トップアスリートに話を聞くとみんなありがとうの気持ちを持たれている方が活躍されている、それを力に変えてらっしゃるんでしょうね、春田さんも。さあ、この教室に参加した生徒さんにも話を聞いています。

<児童F>

障がい者でも足が速いことがわかりました。

<児童G>

障がい者でも陸上をしたりパラリンピックに出ることが出来るんだなって思いました。

<児童H>

春田選手と走って、春田さんはすごい速いなって思いました。障がいがあっても、あまり差別なく大会に出られることがわかりました。

<司会>

はい、子ども達も刺激になったようです。これからどんな辛いことがあってもね、春田選手の話を思い出せば頑張っていけるんじゃないでしょうか。

今朝は2012年ロンドンパラリンピックに出場されましたパラ陸上選手春田純さんにスポットを当ててオリパラ教室の様子お送りしました。ちなみに現在春田選手は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、トレーニング中。地元の春田純選手、応援していきましょう。