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取り組み紹介ACTIVITIES

『SBSラジオ「IPPO(朝7時~9時放送中)」で、9月15日に放送されたコーナーの模様をご紹介します。』

2020.11.16

 

パーソナリティ:牧野克彦氏(SBSアナウンサー)

ゲスト:榎田竜路氏(城南静岡高等学校地域貢献部応援動画制作講師)

【内容】

<司会>

静岡市は共生社会ホストタウンに登録されておりまして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会ではスペインパラバドミントンチームの合宿を受け入れる自治体になっているんですね。

共生社会っていうのはみなさん聞き慣れないかもしれませんけども、これまで必ずしも十分に社会参加出来るような環境になかった障がいを持っている方々が、積極的に参加・貢献していくことが出来る社会のことを言うんです。静岡市では共生社会ホストタウンとしてパラリンピック選手との交流、ユニバーサルデザインの町づくり、心のバリアフリーに取り組んでいるんです。

今朝はその中から、現在共生社会ホストタウンの相手国であるスペインの選手に向けた応援動画を制作しているみなさんをご紹介します。この動画を作っているのが城南静岡高校地域貢献部の皆さんでして、普段は登呂遺跡の田植えの協力をしたり、アカリノワさんの指導のもと竹灯篭の制作をして県内の観光地に展示したりと文字通り地域のための活動をされているそうです。

そして、この動画制作の講師をしているのがメディアプロデューサーの榎田竜路さんです。合同会社アースボイスプロジェクト代表で地域や組織の潜在的な魅力を引き出す取り組みに数多く携わってきました。

この共生社会ホストタウン相手国への応援メッセージ動画で、どんなことを伝えたいのか、生徒たちにどんなことを学んでほしいのかなど講師の榎田さんに伺ってきました。

<榎田竜路氏>

応援メッセージっていうと普通は「頑張ろうね」みたいな、そういうメッセージじゃないですか。ところが僕は今、こちらでこういう風な応援メッセージやってみたいなっていうのはですね、ちょっと違うんですよ。

それはどういうことかと言うと、「静岡に来たら元気になるよ」みたいな、そういうメッセージを出したい。とにかく静岡市っていうのがどんなに素晴らしいところで、どういう人がいて、どういう思いで暮らしていて、「ぜひ来てね」っていうメッセージ、「だから静岡に早く来れるようになろうね」みたいなメッセージを出したいと思っていますね。

その静岡っていうのが一体どういうところなのかっていうところを、ちゃんとした取材技術を身につけて、それで自分の普段の生活の領域から外れたところ、そこで暮らしている方たちのところにインタビューに行くと、やっぱり「え、こんな暮らしがあるんだ」とか、「こういう仕事の仕方があるんだ」「こんな思いで仕事をしているんだ」っていうことを生徒たちが実際に気づくわけですよね。その気づきっていうのが、僕は実は今回はすごくそれを一番大事にしているんですよ。

これから企画が始まるんですよ。つまり応援メッセージという大枠は大人が作って、それで今言ったように、「静岡にいきたいな」という思いを見た人にもってもらう、それをどんな物語にするのかっていうのは、これから企画を自分たちでしていかなければいけないっていうことです。

<インタビュアー>

今の子たちはどうですか、そういう企画っていうのは出来る感じなんでしょうかね?

<榎田竜路氏>

能力としては持っていると思います。慣れてない、そういうやり方に。要は学校でやる勉強っていうのは、答えのあることを一生懸命その答えの出し方を考えていくっていう勉強の仕方なんですけど、これ(応援動画制作)は、答えもない、何もないっていうものを自分で組み立てていかないといけないんで、なかなかそういった経験って、特に高校生くらいになるとまさに少なくなってきて、だからまず、思いっきり戸惑っていますよね。

<インタビュアー>

生徒さんたちに何を学んでほしいですか?

<榎田竜路氏>

やっぱりその物事の中に新しい関係性を見出すと、新しい価値が生まれるっていう、そういう経験をしてもらいたいんですね。結局、「これが価値だよ」「これが答えだよ」ってことをずっと何年もしていると、もうそのパターンにしか脳が働かなくなってしまうんですけれど、全然違うことをしてみると、その間に無数の繋がり、繋げ方が出てきて、それが例えば新しい商品だったり新しいサービスだったりになって、人間ってこう世界を動かしているわけじゃないですか。

だから、そういう経験を今からさせることで、コロナになって色々こういうものだと思っていたのが、実はそうじゃなかったっていう社会が見えてきたりするわけですよね。じゃあ、今までとは違う価値って何だろうっていうことを考えるきっかけに、この講座はなっていると思うんですよね。

<司会>

なるほど、新しい体験によってこれまでの常識を超えさせるとかそういう感じがしましたよね。だからスペインの選手のためでもあり、実は動画制作をしている生徒さんのためにも非常になっているという印象です。ではその生徒の皆さんにも話を伺ってきました。

<生徒A>

そうですね、やっぱり静岡って言うとお茶とかわさびとか美味しいものはたくさんあったりとか歴史に残るものとかがたくさん残っている場所ですので、静岡の豊かっていうところ、そして静岡に暮らしている人たちは、こういう世の中はちょっと暗い感じですけれども、元気に暮らしてますよっていうのをイメージとして伝えていけたらいいなと思っています。

<生徒B>

今までやったことない触れたことのない分野なので、難しいこともすごい多いんですけれど、難しくても将来もしかしたら使うかもしれないことがすごく多く学べるので頑張ろうって思います。

<生徒C>

登呂遺跡とか久能山とかいろんな場所に行ったんですけれども、やっぱりどこに行っても、人と人が関わっているっていうことが楽しいって言ってる人が多くて、やっぱり観光にしてもどんなことに対しても、人と人が関わることによってその場所の魅力がまた出ているんだなって思いました。

<司会>

いやー、高校生に戻りたい。いいね、城南静岡!この応援メッセージ動画なんですけれども、アットエス内の共生社会ホストタウンの特設ページで公開される予定になっています。もちろんSNSなどを通じて、スペイン国内でも公開されます。この動画制作を通じて、生徒さんたちがどんなことを感じて身につけてくれるのか、とても楽しみですよね。城南静岡高校地域貢献部の皆さん、頑張ってください。